二の腕のたるみ、脂肪吸引で取れる人と取れない人

腕を横に上げて、後ろ側が揺れるかどうかを鏡で確かめたことはありませんか。振袖と呼ばれるあの部分です。
調べると、まず筋トレが出てきます。次に脂肪吸引が出てきて、そのあとに切る手術が出てきます。並び方だけ見ると、軽いものから重いものへ進んでいく階段のように見えます。ところが実際には階段ではなく、分かれ道です。 自分がどの道の上にいるかで、最初に選ぶものが変わります。
そして分かれているのは、たるみの程度ではありません。たるませている中身のほうです。
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たるみの原因が脂肪か皮膚かで分かれます
腕の後ろ側が揺れる原因は、大きく二つです。脂肪が多いか、皮膚が余っているか。この二つは見た目が似ているのに、対処がまったく違います。
脂肪が多い腕では、揺れているのは中身です。つまむと厚みがあって、皮膚と一緒に脂肪の層が持ち上がります。 この場合は吸って減らせば揺れも減ります。ここに当てはまる方が、実はいちばん多いです。
皮膚が余っている腕では、揺れているのは袋のほうです。つまむと薄く、皮膚だけがつまめます。中身が少ないので吸っても変わらず、それどころか中身を減らすと袋がさらに余ります。 大きく体重を落とした経験がある方、年齢とともに変わってきた方に多い形です。
ただ、短い期間で体重を大きく落としたばかりの方は、いまの腕で決めるのを少し待ったほうがいいかもしれません。体重がまだ動いているうちは、残っているのが脂肪なのか皮膚なのかが分かれにくいからです。減る速さが速いほど皮膚が追いつく時間が足りず、落とし終えた直後は、腕がいちばんたるんで見える時期でもあります。 そのあと皮膚がある程度縮む幅もあって、どこまで縮むかは年齢や落とした速さ、もともとの張りで変わります。直後の姿が最終形ではないので、体重が落ち着いて数か月たってから見直すほうが確かです。全身での考え方は脂肪吸引でたるむかどうかにまとめています。
見分けにくいのは、脂肪が厚いせいで皮膚の余りが隠れている腕です。この場合、吸う前は張って見えるので余りに気づきません。中身が減ってはじめて余りが表に出てくるので、吸ったあとに想定と違ったという話は、たいていここから出ます。 手術の前に余りの有無まで見ておけるかどうかが、この形を避けられるかどうかを分けます。
三つ目として、両方が混ざっている腕があります。実際にはこれがいちばん多いかもしれません。この場合、どちらの割合が大きいかで、吸う量を決める判断が変わります。 全部吸わずに少し残すほうが表面は落ち着きますし、残しすぎれば細さのほうが足りません。
| 見るところ | 脂肪が多い腕 | 皮膚が余っている腕 |
|---|---|---|
| つまんだ厚み | 指で挟むと厚い | 薄く、皮膚だけつまめる |
| 腕を上げたとき | 全体が一緒に動く | 表面にしわが寄る |
| 体重との関係 | 増減で変わる | 減ってもあまり変わらない |
| 表面の様子 | なめらか | 細かい縦じわが出る |
| 吸ったあと | 揺れが減る | 余りが目立つことがある |
筋トレで戻る範囲はどこまでか
先に書いておくと、筋トレで脂肪の量は部分的には減りません。 腕を動かして使われるのは全身の脂肪で、その腕の脂肪から優先的に減るわけではないからです。ここは、どれだけ回数を重ねても変わりません。
それでも筋トレに意味がないわけではありません。変わるのは輪郭のほうです。 腕の後ろ側の筋肉に張りが出ると、同じ脂肪の量でも垂れ下がり方が変わります。姿勢も効きます。肩が前に入った姿勢だと腕の後ろが外を向くので、同じ腕でも目につきやすくなります。
ですから、筋トレで届く範囲はこうなります。脂肪が少なくて輪郭の問題が大きい腕では、はっきり変わります。 脂肪が厚い腕では、続けても揺れ自体はあまり変わりません。皮膚が余っている腕では、中身の張りが少し戻る程度です。
年齢のことも、よく聞かれます。二十代でも余っている方はいますし、五十代でも張っている方はいます。効いているのは年齢そのものより、体重が大きく動いた経験があるかどうかのほうです。 何キロも落としてまた戻る、ということを何度か繰り返していると、皮膚の余りは年齢と関係なく出てきます。
判断の目安は、これまで続けてきたかどうかです。三か月ほど続けて変化が出ていないなら、その腕は筋トレで届く側ではない可能性が高いです。逆に、まだ試していないのであれば、手術を考える前にここから始めても遅くはありません。
関連ページ : ラインカルチャーの二の腕の脂肪吸引
吸ったほうがかえって目立つ場合
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。脂肪吸引が向かない腕があります。
皮膚が余っている腕から中身を取ると、袋の中身が減るのと同じことが起きます。取る前は張っていた表面が、取ったあとにしわとして出てきます。 細くはなっているのに、見た目の印象は前より年齢を感じさせる方向に動くことがあります。
どのくらい余っているかは、つまんでみると見当がつきます。腕を下ろした状態で後ろ側の皮膚をつまみ、指を離してみてください。すぐ戻るなら中身のほうが主で、戻るのに間があるなら皮膚のほうに余りがあります。 一度つまんだ跡がしばらく残る場合も、余りがあるほうに寄ります。
ただ、これで分かるのは見当までです。皮膚の厚みや、脂肪の層がどのくらい残っているかは、超音波で層を分けて見ないと数字になりません。同じようにつまめる腕でも、脂肪の層が五ミリの腕と二十ミリの腕では、できることが違います。 カウンセリングで前と後ろ、脇と肩甲骨まわりの厚みをそれぞれ測るのも、この違いを先に出しておくためです。
余りがある腕でも、まったく打つ手がないわけではありません。吸う量を控えて、表面が落ち着く範囲で止めるという決め方があります。 細さは少し譲ることになりますが、しわを増やさずに済みます。どこで止めるかはカウンセリングで必ず聞く質問で確かめておける項目です。
機器で引き締めるという選択肢
吸引と切除のあいだに、皮膚を引き締める機器を使う方法があります。高周波や超音波で皮膚の下に熱を入れて、縮む力を借りるものです。
効く範囲は、余りが軽い場合です。少し余っているという段階であれば、吸引と一緒に使うことで表面の落ち着き方が変わります。 一方で、腕を下げたときに皮膚が明らかに垂れている段階では、機器だけで持ち上がることはありません。期待の置き方をここで間違えると、費用と時間の両方が無駄になります。
もうひとつ知っておいていただきたいのは、時間のかかり方です。吸引は減った分がすぐ分かりますが、引き締めは数か月かけて少しずつ出てきます。 術後一か月で変わっていないと感じても、そこで判断するには早い種類のものです。
組み合わせるかどうかは、皮膚の余り具合で決まります。余りがない腕には要りませんし、余りが大きい腕では足りません。要るか要らないかではなく、自分の腕がその中間にいるかどうかで考えるほうが分かりやすいです。
切る選択が出てくるのはどこからか
皮膚の余りが大きい場合、余った分を切って取る手術が選択肢に入ります。日本語では二の腕のたるみ取りと呼ばれることが多い手術です。
効果ははっきりしています。余っている皮膚そのものを減らすので、吸引では届かない範囲が変わります。代わりに、腕の内側に長い傷が残ります。 数ミリの穴ではなく、肘から脇に向かって線として残ります。
どこに線が来るかは決められます。腕を下ろしたときに体に隠れる内側の面に寄せるのが基本で、まっすぐ立ったときに正面から見えない位置を選べるかどうかを、先に聞いておけます。 それでも、腕を上げたり横から見られたりする場面では出てきます。
ですから、選ぶ基準は程度ではなく交換です。その傷を引き受けてでも余りを取りたいかどうかで決まります。 半袖のときに内側が見える場面がどれくらいあるかは、人によって違います。ここは医学的にどちらが正しいという話ではなく、生活の中で何を優先するかの話になります。
回復のかかり方も違います。吸引は穴なので、数日で日常に戻れます。切る手術は縫った線が治るまで待つ必要があるので、腕を伸ばす動作が制限される期間が長くなります。渡韓で受けることを考えているなら、この差はそのまま滞在と休みの日数に出てきます。 日程の組み方は滞在が何日必要かのほうにまとめています。
順番として、先に吸引をして様子を見るという進め方もあります。中身が減ったあとに皮膚がどこまで戻るかは、やってみないと分からない部分があるからです。戻れば切らずに済みますし、戻らなければそのときに考えられます。 逆に切ってから吸うことはできないので、迷っているなら戻せるほうから始めるのが自然な順序です。
鏡の前で三つだけ見てみてください
ここまでの話を、自分の腕で確かめる形にまとめます。
腕を下ろした状態で、後ろ側をつまんでください。厚みがあるなら脂肪のほうが主です。薄く、皮膚だけがつまめるなら余りのほうです。次に、つまんだ指を離してどのくらいで戻るかを見ます。最後に、腕を横に上げた状態で表面に細かいしわが寄るかどうかを見てください。しわが寄るなら、皮膚の側に比重があります。
厚みがあって、すぐ戻って、しわが寄らない腕であれば、吸引で変わる側です。 薄くて、戻りに間があって、しわが寄る腕であれば、吸う話から入らないほうがいい腕です。両方が混ざって見えるなら、それは間違いではなく、実際に混ざっています。 その場合に決めるのは、やるかやらないかではなく、どこで止めるかのほうになります。
三か月続けた筋トレで変化がなく、つまむと厚みがあるようでしたら、次に見るのは層の数字です。逆に、つまんで薄いと感じるようでしたら、吸う量を決める前に皮膚がどれだけ余っているかを先に確かめてください。順番を逆にすると、戻せない側から始めることになります。