二の腕の脂肪吸引後のでこぼこ、まずいつできたかです

手術後のある時点で腕を触ってみて表面が均一でないと感じられると、検索を始めることになります。調べてみると原因はいくつかに整理されているのですが、読み終わってもでは自分の場合はどちらなのかは、そのまま残ります。
原因の名前だけでは分かれないからです。同じ指先の感触でも、手術後の何週目にできたのかによって意味がまったく変わります。ですからこの記事は、原因を並べるかわりに時間軸で書きます。
腕はとりわけ表面が出やすい部位です
部位ごとに事情が違います。腕はその中でも表面が出やすいほうです。
脂肪の層が薄いです。お腹は層が厚いので、ある程度の余裕があります。少し多めに取っても少なめに取っても、表面がその差を覆ってくれます。腕はその余裕が少ないので、数ミリの差が外にそのまま現れます。
皮膚も薄いです。下の層の凹凸が覆われずに透けます。同じ程度のしこりでも、お腹より腕のほうがよく触れて、よく見えます。
動きの多い場所です。腕を上げる、下ろす、曲げるという動作のたびに表面の形が変わります。じっとしているときはなめらかなのに、腕を上げると凹凸が見えるという場合が、これにあたります。
ですから腕では、同じ条件でも表面がより敏感に現れます。この事実をご存じであれば、回復中に感じる凹凸を過剰に解釈しないで済みます。
いつできたかによって原因が違います
時期ごとに何がよくあるのかを並べて置きます。以下はよくある経過で、個人差があります。
| 時期 | よくある原因 | 指先の感触 | たいていどうなるか |
|---|---|---|---|
| 手術直後〜2週 | むくみが均一でなく残る | やわらかく境目がぼやける | むくみが引くと一緒に整う |
| 2週〜一か月 | むくみ+組織が治りはじめる | 部分的に硬くなる | 一か月ごろからやわらかくなりはじめる |
| 一か月〜3か月 | 組織のしこり | 塊のようにつまめる | 3〜6か月かけてほぐれるほう |
| 3〜6か月 | しこりが残るか層の差 | 場所が一定で変わらない | 確認が必要な区間 |
| 6か月以降 | 層の差が残った場合 | 位置が固定している | カウンセリングで一緒に見る |
上の三行は回復の過程の一部です。治る過程で組織が一時的に硬くなるのは副作用ではなく、よくある経過です。この時期に触れる塊に驚かれる方は多いのですが、たいてい一か月ごろからやわらかくなりはじめ、3か月から6か月にかけて整います。
下の二行からが別の話です。時間が経っても場所がそのままで大きさも変わらなければ、そのときは回復中のものと残っているものを分けて見る必要があります。

待ってよいのか、見るべきなのか
基準を一つに決めておかれると楽です。週ごとに少しずつでもよくなっているなら、お待ちいただいて構いません。
確認の仕方も決めておかれるとよいです。同じ場所を同じやり方で、2週間おきに触ってみてください。毎日触ると目と手が慣れてしまって、少しずつ変わっているのを見落とします。写真も同じ場所と照明、同じ姿勢で残しておかれると比べられます。
方向が減っていくほうであれば、よくある経過です。逆にそのままか、範囲が広がっている感じがするときが、お知らせいただく時点です。
時期に関わらず、すぐにお知らせいただきたい場合もあります。片側だけ急に膨らむときや熱感を伴うとき、痛みが引いてからまた強くなるとき、切開の場所から浸出液が出つづけるときです。これは表面の問題とは別の枝です。
左右が違って感じられることも、この区間でよく出てきます。もともと左右が完全に同じ腕は少ないので、むくみが覆っていた元の差がいまになって見えているという場合が多いです。手術でできた差なのかもともとあった差なのかは、手術前の写真と照らし合わせれば分かれます。
部位に関わらず共通して見る項目は、脂肪吸引後のでこぼこチェックリストに別途まとめてあります。この記事は腕で変わる部分だけを扱いました。
腕を上げると見えて、下ろすと見えないなら
この場合を別に取り出しておきます。じっとしているときはなめらかなのに、腕を上げたり力を入れたりすると凹凸が見える状態です。
腕ではよくある現象です。下の筋肉が収縮すると、その上の層が押し上げられて表面の形が変わります。脂肪の層が薄い部位なので、この変化がそのまま透けます。手術と関係なく、もともとそういう腕もあります。
ただし手術後であれば、もう一つ見ます。治る過程で層どうしが部分的にくっつく場合があり、くっついた場所は動くときに一緒についてこないので、引っぱられる感じや線として現れます。時間が経てば、ほとんどはほぐれます。
分ける方法は時間軸です。もともとそうであれば、手術前の写真でも同じ姿勢で見えます。手術前に腕を上げた姿勢を撮っておいてくださいと申し上げる理由が、ここから出てきます。手術後にできたものであれば、週ごとに少しずつ和らぐ方向かをご覧いただければ結構です。
そのままか、引っぱられる感じがだんだんはっきりしてくるのであれば、そのときは確認が必要です。時期ごとに体がどう流れるかは、脂肪吸引後の腫れの期間にまとめてあります。
ケアで早められるわけではありません
しこりが触れると、マッサージや高周波のようなケアを探されることになります。ここで順番を押さえておきます。
早い時期に強く受けることは、おすすめしません。まだ治っている途中の層に刺激が入ると、かえってむくみが増えることがあります。ケアはいつからどの強さで行うかが決まっていて、その時点を早めたからといって回復が早まるわけではありません。
いつから始めるかは経過を見て決めます。始めてよい時点になれば、そのときにお伝えします。むくみがある程度引いて切開の場所が治ったあとに始めるのが普通で、その時点は扱った範囲と回復の速さによって違います。
圧迫は逆に、はじめから大切です。脂肪を取った場所には空間ができますが、圧迫がその空間を縮めて層が再びくっつく過程を助けます。むくみが一か所に集まるのも抑えます。着用がまちまちになると、表面が均一に整うことに影響する可能性があります。夏に着用を怠りやすいことが、ここで物足りなさとして残ります。

ここまでが、回復中にご自分で確認できる範囲です。指先で分かるのは硬さの程度までで、その下の層がどうなっているかは別の話になります。
手術前であれば、あらかじめ減らせます
まだ手術前でいらっしゃるなら、ここがいっそう役に立ちます。表面が均一に出るかどうかは、手術中の判断でかなりの部分が決まります。
残す厚みをあらかじめ決めたかが一つめです。脂肪は取り除く対象であるだけでなく、皮膚の下で表面を支える層でもあります。残す厚みを決めずに始めると、基準が「取れるだけ」になり、腕のように余裕の少ない部位では、その結果が表面にそのまま現れます。
どの層から取るのかが二つめです。二の腕の後ろの脂肪は浅い層と深い層に分かれます。浅い層は皮膚のすぐ下なので、ここから多く取ると表面が均一でなくなります。同じ量でも、どの層から出たかによって結果が分かれます。
範囲を狭く切ったときも表面に現れます。整えた場所と残した場所のあいだに段差ができれば、それも均一でない表面として感じられます。切る場所をどこに決めるかが、表面の問題とそのままつながる部分です。
弾力が低めであれば、控えめに取ります。支えていた体積が消えると余った皮膚がそのまま現れて、薄くはなったのに表面はより目につく結果になりかねません。
ですからカウンセリングでお尋ねになるのは吸引量ではありません。私の腕で残す厚みをどれくらいに取るのか、どの層まで扱う計画なのかです。この二つに私の腕を基準に答えるところと、一般論で答えるところが分かれます。
表面が均一でないと感じられるとき、いちばん早いのは最初の状態を知っている側が見ることです。どの層まで扱いどこを残したのか、左右の差がもともとどれくらいだったのかを知っている側が見れば、いまが待つときなのか見るときなのかがすぐに分かれます。ラインカルチャー医院で手術をした者が経過も続けて見る理由がここにあります。指先で感じるものだけでは判断がつかないとき、層まで見てお答えいたします。