脂肪吸引のカウンセリングで必ず聞く10の質問

ここまで調べてこられた方なら、確かめるべきことはもう何度も目にされているはずです。それでもカウンセリングの日が近づくと、何から聞けばいいのか分からなくなります。
理由はたぶん、質問の数が足りないからではありません。同じことを別の言い方で何度も聞いていて、肝心のところが一度も聞けていない、という形になりやすいからです。 三十分から一時間のあいだに、そのすべてを思い出すのは難しいです。
実際のカウンセリングでも、手元のメモを見ながら順番に読み上げてくださる方がいらっしゃいます。ただ、途中で説明が別の方向に進むと、残りのメモがそのまま残ってしまうことが多いです。並べる順番より、それぞれの質問で何を確かめたいのかが分かっているほうが、話が途中でそれても戻ってこられます。
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質問の数より、何を確かめるかです
十個の質問を、意味のまとまりで三つに分けます。どこまで吸うのか、何を残すのか、そのあと何が起きるのか。この三つです。
分けておく理由は、答えが返ってきたときの読み方が変わるからです。範囲の質問に対して具体的な線が返ってくるのに、残すものの質問になると一般論になる、ということが実際に起きます。まとめて聞くと、どこが具体的でどこが一般論だったのかが、あとで思い出せません。
もうひとつ、この分け方には順番の意味もあります。範囲が決まらないと、残す量の話ができません。残す量が決まらないと、経過の話も具体的になりません。上から順に聞いていくと、前の答えが次の質問の材料になります。
メモを見ながら聞いてもまったく構いませんし、録音させてもらえるか先に断っておくのも有効です。範囲や残す量の話は言葉が細かいので、その場では分かったつもりでも、翌日には曖昧になっていることがあります。同行者がいるなら、一緒に聞いてもらうだけでも残り方が違います。
以下に十個を並べますが、そのまま読み上げる必要はありません。カウンセリングの流れの中で、この十個に当たる答えが得られたかどうかだけ確かめてみてください。
| 確かめたいこと | 聞き方 |
|---|---|
| 吸う範囲の始まりと終わり | どこからどこまで吸いますか |
| 肩と付け根を含むか | 肩と腕の付け根は入っていますか |
| 脇と背中につながる部分 | 脇のほうはどうしますか |
| 残す厚みの考え方 | どのくらい残す予定ですか |
| 取りすぎを避ける判断 | 途中でやめる判断はどこでしますか |
| 皮膚のたるみの見立て | いまの皮膚で吸って大丈夫ですか |
| 傷を作る位置 | 傷はどこに何か所つくりますか |
| 腫れと硬さの出方 | いつがいちばん腫れますか |
| 圧迫着の期間 | どのくらい着ることになりますか |
| 経過を見る時期 | 次に見てもらうのはいつですか |
どこまで吸うのかを確かめる質問
最初の三つです。範囲は費用にも日程にも効いてくるので、ここが決まらないと他が全部ぼやけます。
「二の腕」という言葉が指す範囲は、クリニックによって違います。 後ろ側だけのこともあれば、肘から肩まで、付け根と脇を含むこともあります。同じ言葉で話していて、実は別のものを指していた、ということが起きやすい場所です。
答え方で分かることもあります。肘から何センチのあたり、肩のこの筋の手前まで、というように体の目印で返ってくるなら、範囲が線として決まっています。「二の腕全体です」で止まるなら、まだ決まっていません。決まっていないこと自体は問題ではなく、決まっていないまま金額と日程が出ていることのほうが問題になります。
脇のほうも必ず聞いておきます。腕の後ろだけを吸うと、脇に残った厚みとのあいだに段差が見えることがあるからです。一緒に吸うのか、今回は残すのか、残すならなぜなのか。ここまで聞けると、あとで見え方が気になったときに、それが想定内だったのか外だったのかが分かります。範囲と費用のつながりは費用の差がどこから出るかのほうで扱っています。
何を残すのかを確かめる質問
次の三つです。ここがいちばん飛ばされやすく、そして結果に効きます。
脂肪吸引の話は、どうしても取る量の話になります。ところが腕で結果を分けるのは、取った量より、どこにどれだけ残したかのほうです。 取りすぎた腕は戻せません。残しすぎたなら、時期を置いてから足りない分を考えることができます。戻せるほうと戻せないほうがあるので、判断は戻せるほうに寄せます。
ですから、どのくらい残す予定かを聞いたときに、数字ではなく考え方が返ってくるほうが実は安心できます。腕を下ろしたときの輪郭を見ながら決める、筋肉の上の層は触らない、といった答えです。逆に、何ccという数字だけが返ってきた場合は、その数字がどうやって出たのかをもう一段聞いてみてください。
答えが返ってこないこと自体が答えになる場合もあります。残す量の話を振ったときに、取れる量の話に戻ってくるなら、その面談ではまだ残す側の話がされていない、ということです。 意地悪な見方をする必要はなく、もう一度こちらから戻せば済みます。
皮膚の見立ても、このまとまりに入ります。大きく体重を落とした経験がある方や、もともと皮膚に余りがある方は、量を取るほど表面が落ち着かなくなることがあります。この場合、吸う量を少なめにする判断そのものが、仕上がりのための判断になります。
関連ページ : ラインカルチャーの二の腕の脂肪吸引
経過に何が起きるかを確かめる質問
残りの四つです。手術のあとに起きることを、順番に聞いておきます。
傷の位置は、範囲が決まると自動的に決まる部分があります。何か所つくるのか、そこを選んだ理由は何かまで聞けると、半袖になったときの見え方が想像できます。傷跡がどこに残るかは、数より位置で決まります。
腫れと硬さについては、いつがピークかを聞いておくと気持ちが楽になります。腕は術後二日目から三日目がいちばん張って、そのあと硬さが出てきます。この順番を知らずに硬さが出ると、悪くなっていると感じます。 知っていれば、通る道として受け取れます。
痛みについても、いつまで薬が要るかを聞いておくと予定が立てやすくなります。腕は動かすたびに張るので、痛みより先に動かしにくさのほうが気になる方が多いです。どの動作が何日くらい不便になるかを具体的に聞けると、仕事や家事の段取りが組めます。
圧迫着の期間と、次に見てもらう時期は、そのまま予定表になります。特に渡韓の場合、この二つが滞在の日数を決めます。滞在が何日必要かは、腫れの引き方ではなく、この確認の時期で決まります。
オンラインで先に話す場合は、どこまでが仮の話なのかを確かめておきます。画面越しでは腕の層までは見えないので、範囲も残す量も、対面で見てから決まります。オンラインで決まるのは日程と、聞いておきたいことの整理までです。 ここを仮の話として受け取っておくと、当日に内容が動いても慌てずに済みます。
写真の使い方は先に確かめておきます
十個には入れていませんが、聞いておくと後で困らない項目があります。撮った写真をどう使うのか、という話です。
脂肪吸引では、術前と術後に同じ条件で写真を撮ります。これは経過を比べるために必要な記録で、どこで受けても撮ります。確かめておきたいのは、その写真が記録として残るだけなのか、掲載される可能性があるのかです。
モニターという形で、費用を抑える代わりに写真の掲載に同意する仕組みもあります。悪い仕組みではありませんが、掲載の範囲は先に文字で確かめておいてください。 顔が入らないのか、どの媒体に出るのか、あとから取り下げられるのか。この三つが決まっていれば、判断ができます。
渡韓の場合は、ここに一つ足します。国をまたぐと、掲載される先が自分の生活圏の外になることがあります。 日本語の媒体に出るのか、現地の媒体だけなのかで、受け取り方が変わる方もいらっしゃるはずです。気になるようでしたら、同意する前に聞いておける項目です。
渡韓のときだけ増える2つの質問
日本で受けるなら出てこないのに、渡韓では必ず効いてくる質問が二つあります。
ひとつは通訳です。誰が通訳するのか、医師が話した内容をそのまま訳す形なのか、あとから要点をまとめて伝える形なのかで、聞き返せる量が変わります。通訳が別料金かどうかも、このときに一緒に聞いておきます。 範囲や残す量の話は細かいので、ここが曖昧だと、十個の質問をしても答えが半分しか届きません。
もうひとつは書類です。同意書と費用の明細に署名するのが当日であれば、読む時間も聞き返す時間もほとんどありません。同じ内容を事前に送ってもらえるかを聞いておくと、当日は確認だけで済みます。 日本語の書面が出るのか、その場で読み上げてもらう形なのかも、同じときに確かめられます。
聞いた答えが具体的だったなら、そのまま進めて構いません。範囲が体の目印で返ってきて、残す量が考え方として説明されて、経過の時期が日付で出てきた場合です。一方で、三つのまとまりのうちどれかが一般論のままだったなら、そこだけもう一度聞き直してから決めてください。 全部を聞き直す必要はなく、具体的にならなかった一か所だけで足ります。