ウゴービを始める前に、脂肪吸引を先に見たいケース

ウゴービを始める前に、脂肪吸引を先にしたほうがよいのかとお尋ねになる方がいらっしゃいます。体重を先に落としてから残った肉を整えるのが正しいのか、それとも痩せる前にラインを見ておくべきなのかで迷われるからです。

答えは一方に固定されていません。ウゴービは体重を落とす助けにはなりますが、望む場所だけを選んで落としてくれる薬ではありません。ですから体重の数字よりお腹、腕、脇腹、太もも、フェイスラインといった実際のラインが大事な方は、始める前に脂肪層と皮膚の弾力を先に確認しておくほうがよいです。
体重は落ちたのに、見た目が変わらない理由
ウゴービを使うと食欲が抑えられ、体重は下がりえます。ただ減る順番を自分で決めることはできません。顔や胸のように減ってほしくない場所から小さくなり、悩んでいた脇腹や二の腕、内もも、下腹部は残って見えることがあります。
カウンセリングで大事なのは体重計の数字ではなく、目に見えるラインです。5キロ落ちてもお腹の前がまだ出ている、二の腕の内側が揺れる、内ももの隙間が変わらない、という状態では満足しにくくなります。この場合の問題は全身の減量が足りないことではなく、特定の場所の皮下脂肪、皮膚の弾力、筋肉の状態が別に残っていることです。
また速い減量の過程では、脂肪だけが減るのではなく、筋肉量と体力、皮膚の弾力まで一緒に影響を受けます。ですから始めるときは食事の量を減らすだけでなく、筋力の運動、たんぱく質、減量の速さの調整まで一緒に見ておく必要があります。
先に吸引を見たほうがよい場合
ウゴービより脂肪吸引を先に考えられるのは、体重そのものより特定の場所のラインのほうが大きな悩みである場合です。たとえば体重は高くないのに、二の腕の後ろ、副乳、ラブハンドル、内もも、二重あごのように特定の場所の脂肪がはっきりしているなら、全身の減量だけで望む線を出すのは難しくなります。
逆に内臓脂肪が多い、腹筋が弱くてお腹が前に出ているという場合は、脂肪吸引だけで平らなお腹をつくることはできません。このときはウゴービや食事、運動で全体の体重と内臓脂肪を先に管理する方向のほうが合っています。
結局のところ、先に見るべきなのは「どれだけ落とすか」ではなく「何のせいでラインが崩れて見えるのか」です。皮下脂肪が厚いのか、皮膚が伸びているのか、筋肉が弱いのか、すでに妊娠線やセルライトがあるのか。これを分けてはじめて順番が見えます。
| いまの状態 | 先に見ること | 理由 |
|---|---|---|
| 特定の場所の皮下脂肪がはっきりしている | 脂肪吸引の相談 | 全身の減量のあとも肉が残ることがある |
| 内臓脂肪や腹筋の弱さが大きい | 体重の管理と運動 | 吸引では内臓脂肪も筋力の低下も解決しない |
| 弾力の低下、妊娠線、セルライトが多い | 皮膚が締まる余地 | 減量後にでこぼこやたるみが目立ちやすい |
体重より、弾力と筋肉を一緒に見ます
始める前のカウンセリングで見落とされやすいのが、筋肉と弾力です。食事の量が減って体重が下がっても、筋肉量まで一緒に減れば、体の線は引き締まって見えません。とくに腕、お腹、太ももは脂肪が減っても皮膚が追いつかなければ、細くなった感じよりたるんだ感じのほうが先に見えます。
ですからすでに体重の変化が大きかった方、出産のあとお腹の弾力が落ちた方、妊娠線の多い方、以前に注射や脂肪吸引を受けたことのある方は、順番をより慎重に見る必要があります。こうした場合は脂肪をさらに取ることより、どこまで減らしてどこを残すかを決めることのほうが大切だからです。
お腹であれば、皮下脂肪と内臓脂肪を分けます。皮下脂肪は手でつまめる脂肪で吸引の対象になりえますが、内臓脂肪や腹筋の弱さで前に出たお腹には別の近づき方が必要です。
減量の前に、いまのラインを確かめてください
始める前に吸引を迷っていらっしゃるなら、まずいまの状態を分けて見ます。全体の減量が先に必要な体なのか、特定の場所の脂肪を整えることが先の体なのか、減量後にたるみがより目立ちうる体なのか。それによって順番が変わります。
ラインカルチャー医院ではカウンセリングで、単に多く取る方向では見ません。超音波と写真の分析で皮下脂肪層、筋肉、皮膚の弾力、左右差、これまでの施術歴を確認し、GLP-1系の薬を使う計画があれば目標体重と減量の速さまで一緒に考えます。
施術の効果、回復の期間、内出血と腫れ、皮膚の引き締まりの程度には個人差があります。とくにウゴービを使用中、あるいは使用の予定があるのなら、いまの使用の状況、減量の目標、胃腸の症状、運動ができるかどうか、これまでの施術歴をカウンセリングでお知らせください。順番を決めるための材料になります。