二の腕の施術の種類、運動・注射・吸引・リフトを一つの表で

二の腕の施術の種類を調べると、名前が果てしなく出てきます。脂肪溶解注射、脂肪吸引注射、高周波の機器、脂肪吸引、リフトまで。どれがよいのかと聞くとそれぞれの説明は出てくるのに、自分の腕には何が合うのかは結局残ります。
順序が逆になっているからです。方法を先に選んで自分の腕をそこに合わせると、ずれます。自分の腕に何が残っているかが先で、方法はそこから決まります。
二の腕に使う方法は対象で分かれます
名前は多くても、働き方でまとめると四つに整理できます。筋肉を育てて支えるもの、脂肪を溶かすか抜くもの、脂肪を直接取り除くもの、余った皮膚を減らすものです。
四つを分ける基準は何を対象にするかです。運動は筋肉に、注射と吸引は脂肪に、リフトは皮膚に働きます。対象が違うので、よく効く状態も違います。脂肪が問題の腕に運動だけをしても幅が小さく、皮膚が余った腕で脂肪をさらに抜くとかえって逆効果になります。
| 方法 | よく効く状態 | 効きにくい状態 | かかる期間 |
|---|---|---|---|
| 運動 | 筋肉量が少なく全体的に肉がある腕 | 局所的に脂肪が寄った腕 | 数か月以上、維持が必要 |
| 脂肪溶解注射 | 浅い層に脂肪が薄く広がった腕 | 脂肪層が厚い腕 | 回数を分けて数週間 |
| 脂肪吸引注射 | 範囲が狭く量が少ない腕 | 腕全体のラインを変えたい場合 | 回復は短い、回数が前提 |
| 脂肪吸引 | 脂肪層が厚く弾力が支えている腕 | 抜く脂肪が足りない腕 | 最終の確認まで3〜6か月 |
| 上腕リフト | 脂肪より伸びた皮膚が余る腕 | 皮膚の余りが大きくない腕 | 傷あとが落ち着くまで6か月以上 |
表は縦ではなく横に読んでみてください。ご自分の腕がどの行の「よく効く状態」に当てはまるかを探す表です。 複数の行にまたがる場合もよくあり、そのときは順序が問題になります。
運動が効く腕と効かない腕
まず運動の位置づけを正確にしておきます。運動が無意味だという話は事実ではありません。
上腕三頭筋を育てると、その上を覆う層が少し張って支えられます。全体の体脂肪が減れば腕でも落ちる分があります。問題は特定の部位だけを選んで落とすことは運動ではできないという点です。脂肪は全身から均等に減っていき、どの部位から先に減るかは人によって決まっています。
そのため、体重は減ったのに二の腕はそのまま、という状況が生まれます。腕が後の順番にある方です。この場合、運動をさらに増やして解決しようとすると全身の体脂肪をずっと下げる必要があり、その過程で顔や胸から先に落ちて、望んでいなかった変化のほうが先に来ます。

注射でできる範囲はどこまでですか?
注射の系統が扱えるのは、浅い層に薄く広がった脂肪までです。 名前はいろいろに呼ばれますが、働く深さが浅いという共通点があります。
大きく二つに分かれます。一つは薬剤で脂肪細胞を分解して代謝で出す方式、もう一つは細い管で脂肪を直接抜く方式です。前者はむくみや痛みが少ない代わりに回数が何度も必要で、後者は一度に抜ける量が多い代わりに内出血とむくみがついてきます。
どちらの方式も回数を前提にする点は同じです。ですから総回数と総期間をあらかじめ計算しておく必要があります。一、二回試して物足りず吸引に移ってこられる場合はカウンセリングでも珍しくないのですが、そのときにはすでにかけた時間が回復の日程の中に入ってきています。繰り返しのケアを増やす前に、今の層がどういう状態かを先に確認すると、しなくてもよい選択を減らせます。
脂肪層が厚い腕で注射を選ぶと、回数をいくら増やしても実感は小さくなります。浅い層にしか触れないからです。逆に脂肪が薄く広がった腕では、吸引のほうがかえって過剰になることもあります。どちらが優れているかではなく、ご自分の脂肪層がどこにあるかの問題です。

脂肪吸引を見るべき腕
脂肪層が厚く、皮膚の弾力が支えてくれるなら、吸引が合う区間です。ここで吸引が他の方法と分かれるのは、一度で層の全体を扱うという点です。
ただし、多く抜くことが目的になると困ります。脂肪は取り除く対象であるだけでなく、皮膚の下で表面を支える層でもあるので、ある程度残っていないと線がなめらかにつながりません。二の腕は腹部と違って脂肪層が厚くなく皮膚も薄いため、この余裕が少ないのです。ですから抜く量より残す厚みを先に決めます。
範囲も一緒に見ます。腕だけ整えて脇の前側やブララインへ続く後ろを残しておくと、二つの区域の間になかった境目が見えることがあります。肩からひじまでが一つの線だからです。どこまで続けて見るかは、二の腕の脂肪吸引のページに範囲別にまとめてあります。
腕に皮膚が余っているなら順序が変わります
つまむと薄くつまめるのに腕を上げるとたるんで揺れるなら、残っているのは脂肪ではなく皮膚です。大きく減量されたあとによく出てくる状態です。
このときに脂肪をさらに抜くと、支えていたボリュームがなくなって余った皮膚がそのまま出てきます。細くはなったけれど、腕を上げたときのたるみはより目立つ結果になることがあります。
皮膚の余りが大きければ、切除で減らすリフトが選択肢に入ります。代わりに腕の内側に沿って長い傷あとが残り、回復の負担も違います。ラインカルチャー医院で行っている手術ではありませんが、どちらが必要な状態かはカウンセリングで見分けることができます。減量の直後なら判断を先延ばしにするほうがよいです。その時期がいちばんたるんで見えるので、実際より皮膚の問題を大きく見積もることになります。
自分の腕がどれに当てはまるかを見る4つ
ご自宅で順番に試していただくと方向が絞られます。
| 順番 | 何を見るか | こうならどちら寄りか |
|---|---|---|
| 1 | 脂肪の量 | つまんでぽってりなら注射・吸引の対象 |
| 2 | 筋肉の比重 | 力を入れてつまめる量が減れば筋肉寄り |
| 3 | 皮膚の弾力 | つまんで離すと跡が残れば弾力の低下 |
| 4 | 見る範囲 | 裏側だけか、外側・脇まで続くか |
四つが一つの方向にそろえば、方法も一つに絞られます。ばらけるならたいてい混合型で、そのときは何を得るかより何を残しておくかを先に決めるほうが、結果を受け取りやすくなります。四つ目の項目は抜けやすいのですが、同じ脂肪の量でも裏側だけを見るか脇まで続けて見るかによって設計が変わります。
最近体重が大きく動いたのであれば、この確認を先延ばしにするほうがよいです。減量が進行中なら脂肪の量が変わり続けるので、今日つまんだ厚みが来月とは違います。減量の直後は皮膚がまだ締まる前なので、実際よりたるんで見えます。この時期に試すと、結果が皮膚のほうへ傾いて出てきます。
手でつまんで分かるのはここまでです。脂肪層が何ミリなのか、筋膜を境に上下がどう分かれるのかは、超音波で層を分けないと見えません。筋膜といって、筋肉を包んでいる薄い膜です。この膜を境に浅い層と深い層が分かれます。同じ厚みでも浅い層に寄っているのか深い層にあるのかによって、合う方法が変わります。層の分布は人によって違うので、この確認なしに方法から決めると、結果の幅が見込みとずれることがあります。

先に決めるべきなのは、どの施術を受けるかではなく、ご自分の腕に何が残っているかです。脂肪が残っているなら厚みによって注射と吸引が分かれ、皮膚が余っているなら二つとも答えではありません。
四つをご自宅で確認されたあとも、層までは手では出てきません。筋膜を境に浅い層と深い層がどう分かれるのか、ご自分の脂肪がどちらに寄っているのかは、超音波で見ないと分かれません。方法を先に選ばずに、ラインカルチャー医院で腕の層からご確認ください。ご予約の前に気になることがあれば、先にお尋ねいただいても大丈夫です。